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F.西日本の地形と1997年鹿児島県北西部地震地域

1997年3月26日と5月13日、鹿児島県北西部は激しい地震に見舞われました。 その前後には大小の地震が頻発しましたが、現在のところ余震活動は終息に向かっている様です。
これらの地震についての詳細はこちらをごらんください。
1997年鹿児島県北西部地震鹿大震災調査団 (Closed)

ここでは、衛星画像により震源地付近の詳しい様子を見ると共に、様々なスケールで西日本や九州中南部の地形を概観しましょう。

木下 紀正・前田 利久/鹿児島大学 教育学部
磯貝 浩一/資源・環境観測解析センター 調査研究部


F1.日本列島の概観 (ノア12号,96.12.29.13:58)

 気象衛星NOAAのAVHRRデータは、東西の観測幅3000kmにも及ぶので、好天のもとでは日本列島を一望することが出来る。但し、分解能は軌道の直下で1.1kmであり、高度870kmからの観測のため端に行くほど悪くなる。ここでは地形を概観するために、広域が快晴で太陽高度の低いシーンを、鹿児島大学連合大学院農学研究科のノア受信装置で得られたデータの中から選び、可視(AVHRR-1,0.58-0.68μm)、近赤外(AVHRR-2,0.725-1.10μm)のバンドを組み合わせて表示した。太陽高度は、鹿児島で30゜,東京で23゜,太陽の方位は、鹿児島で南から西へ26゜,東京で34゜である。このシーンでは、九州の西海上が軌道直下に当たり、画面の右ほど粗くなっている。

なお、画像が少し歪んでいるのは、受信システムの粗い補正データを切り出したまま用いたからである。

a.九州から関東まで 《画像 57KB》

b.西日本 《画像 62KB》


F2.九州の地形 (ランドサット5号,1993.3.5,10:06,Path112-Row37,38)

 地球観測衛星LANDSAT-5は、東西185kmの観測巾で、昼間の軌道Path112では、西部を除いて、九州の広い範囲が観測できる。TMセンサーの画素28.5mの原画像データは大き過ぎるので、フィルター処理で平滑化して縮小したものを表示する。

LANDSATデータは宇宙開発事業団地球観測センターで受信処理され、宇宙開発事業団から提供されたものである。


a.南北九州全景 《画像 56KB》

b.九州中南部 《画像 84KB》

c.川内川流域の地形 《画像 137KB》

d.川内川流域と震源付近の地名 《画像 111KB》

e.震源の周辺(北薩) 《画像 126KB》


F3.鹿児島県北西部と震源地域 (ふよう1号, SAR, 95.11.12,79-247)

 日本の地球資源衛星JERS-1(ふよう1号)は、鋭い分解能の光学センサー(OPS)と、マイクロ波放射による合成開口レーダー(SAR)を搭載している。ここでは鹿児島県北西部と震源地域のクローズアップを示す。また、この地形に見られる線状構造を示す。
JERS-1/OPS ('95.11.12, Path79-Row247) と
 JERS-1/SAR ('96.1.31,Path79-Row247) の
データ所有権は通産省・宇宙開発事業団にあり、
データ提供は(財)資源・環境観測解析センターによるものである。

a.鹿児島県北西部 《画像 131KB》

b.川内川の中・下流域 《画像 172KB》

c.震源域付近 《画像 125KB》

d.地形に見られる線状構造 《画像 33KB》