噴煙の分類

噴煙を大きく分けると、

連続的な噴煙については、

に区別されます。

 爆発噴煙は大体まっすぐ立ち昇ります。その到達する高さは、急激に放出される熱量の大きさによります。
定常噴煙の上昇の形と到達する高さは上空の風速に強く影響されます。風が強くなるにつれて、あまり昇らずに横に流され、ついには吹き降ろされてから波打つように吹き上げられるようになります。
 これは桜島山に吹きつけた風の流れである山岳波に沿った噴煙の流れで、桜島ならではの光景です。なお、噴煙が出ていない山でも、風の流れでUFOの様な吊し雲が見られることがありますが、これも山岳波によるものです。桜島でも勿論このような地形性の雲がしばしば観測されるので、いつかお見せしたいと思います。

噴煙は火山灰を落としながら桜島から数km離れると、やがて大体水平に流れていきます。水平方向の拡がり方は上空の風によって様々であり、はるか上空から見た代表的な型として

があります。

様々な噴煙の衛星画像は、衛星画像ネットワーク鹿児島グループのホームページ

  

で公開しているので、どうぞご覧下さい。



参考文献

木下紀正,噴煙の動きが示す大気の流れ,可視化情報学会第3回青少年のためのビジュアル講演会, 1995,pp.26-61;桜島の噴煙と地形性雲のビデオ観測,可視化情報,15, Suppl.-2, 1995, 117-120 ;火山噴煙の上昇と移流・拡散,可視化情報,16,1996,230-235.
K.Kinoshita, Video Monitoring of Ejection and Dispersion of Volcanic Ash Clouds from Mt. Sakurajima, Proc. 3rd. Asian Symp. on Visualization, Chiba,1994, 416-421.
日本流体力学会編、流れの可視化、8.自然流体の流れ(大屋),朝倉書店,1996.


制作・著作 鹿児島大学教育学部物理学教室

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